どんなコーヒー屋さん?

筑豊 × 障がい者 × 珈琲

福岡は筑豊で障害のある方と共にわがままな店長の恐ろしかめんどくさいこだわりのもと、コーヒーを自家焙煎、製品制作、販売を行っております。

コーヒーの品種、精製方法、焙煎方法、粒度、粉量、湯温、湯量、抽出時間、デザイン、ストーリー。どこをとってもめんどくさいほどのこだわりを地域の障害のある方と数名のスタッフの支援を受け、日々研究、日々向上、で心とこだわりを込めて、理想を創りあげていっております。

日々の癒しとなるコーヒーに、誰かへのプレゼントに、たくさんの心とストーリーの詰まったミチフク珈琲、ぜひ、どうぞ。

どんな人が作ってるの?

ミチフク珈琲の仲間たち
アヤマル(左) と ユキチャン(右)

アヤマル(左)はミチフク珈琲で働きだすまで、精神を酷く病み、環境やパーソナリティから「やってみたい」をことごとく叶えられず、ついに「夢」や「希望」を忘れてしまっていた。

店長はそれを許さず、「ここでしっかり働き、自分の力で叶えていくんだ」と何度も励ました。


それから毎日のように泣きながら頑張り、ついに完全に自分の力だけで、「人生初のプリクラやUFOキャッチャーをする」という夢を叶えた。

小さな夢が叶えば、大きな夢を思い出してくる。

次なる夢は「杉乃井温泉に行くこと」「ボーリングに行くこと」

少しずつ泣かずに立ち向かえることが多くなってきた。

周りのことを考えられるようになってきた。

ユキチャン(右)は本来非常に明るい性格で関わってくれるすべての人を大切にする。でも、発達障害と知的障害を持っていて、ひとの気持ちを理解することが難しく、いつも空回り。
大切にしていたコミュニティにも居場所がなくなっていった。

ミチフク珈琲に来てからは、ユキチャンが本来持つ良さを伸ばし、発達障害との付き合い方を学んでいった。

今では一緒に働くスタッフを家族と呼び、
みんなのアイドル的存在になっている。

上の写真でもわかるように、自室の壁を野球の新聞の切り抜きで埋め尽くすほど野球が大好きなユキチャン。

初めに掲げた「野球観戦に行きたい」という夢は一年間の努力で達成。次は「家族になったアヤマルと一緒に野球観戦に行きたい」とのこと。